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新国立競技場 大会後は「球技専用」でまとまる

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スポーツ庁WT 9月末の 関係閣僚会議で正式に決定 2020年東京五輪・ パラリンピックの 主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の 後利用について検討するスポーツ庁の ワーキングチーム(WT、 座長=水落敏栄副文部科学相)の 会合が26日、 開かれ、 大会後はサッカーなどの 球技専用とする方向でまとまった。 収益性重視の 「稼げる競技場」 を模索する。
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の後利用について検討するスポーツ庁のワーキングチーム(WT、座長=水落敏栄副文部科学相)の会合が26日、開かれ、大会後はサッカーなどの球技専用とする方向でまとまった。収益性重視の「稼げる競技場」を模索する。
WTの会合は昨年9月以来、10カ月ぶり。陸上競技の国際大会などを開催するにはサブトラックが必要で、五輪では明治神宮外苑の軟式野球場に仮設する。大会後に取り壊すサブトラックを常設できるか否かが、新国立競技場に陸上トラックを残すか、球技専用とするかの焦点だった。
会合に先立つ25日、新国立競技場の整備主体となる日本スポーツ振興センター(JSC)の大東和美理事長らが軟式野球場を管理する明治神宮を訪問。用地の提供は難しいとの回答があった。代替地の見通しも立たず、陸上競技場としては機能しなくなるため、WTは「球技専用がふさわしい」との意見で一致した。日本陸上競技連盟も「異論はない」と了承したという。
新国立競技場が球技専用となれば、東京都内に国際基準を満たす陸上競技の施設がなくなるため、東京都の施設である味の素スタジアム(調布市)を整備することを検討する。
新国立の大会後の運営は国が所有権を持ったまま運営権を民間に売却する「コンセッション方式」が有力。フィールドの芝生のぎりぎりまで観客席を増設して臨場感を高める改修など、今後は参入企業にとって魅力ある条件整備を検討する。日本サッカー協会などと詰めの協議を行い、9月末の関係閣僚会議で正式に決める。【田原和宏、小林悠太】

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