九州北部の 豪雨災害は10日、 福岡県朝倉市で2人が遺体で見つかり、 死者は福岡・ 大分両県で23人となった。 ほかに1人が心肺停止状態で見つかった。 避難者は、 福岡県の 午後6時現在の まとめでは約1500人。 大…
九州北部の豪雨災害は10日、福岡県朝倉市で2人が遺体で見つかり、死者は福岡・大分両県で23人となった。ほかに1人が心肺停止状態で見つかった。避難者は、福岡県の午後6時現在のまとめでは約1500人。大分県では午後0時半現在、386人いる。 福岡県警によると、朝倉市の川で男性1人、橋の下で女性1人が見つかった。これまでの死者は福岡県が20人(男性7人、女性13人)、大分県が3人(男性2人、女性1人)。ほかに有明海で男性2人と女性3人の遺体が見つかっており、警察が身元の確認を進めている。 朝倉市はこの日、8、9日に見つかった遺体が小嶋初子さん(69)=杷木白木=と、村山幸子さん(80)=山田=と確認できたと発表した。これにより、福岡県内で連絡が取れない人は2人減り、25人になった。 福岡県東峰(とうほう)村は土砂崩れなどのおそれがあるとして、天候によっては避難指示を出す方針で、朝倉市も10日、ため池決壊のおそれがあるとして一時、避難指示を出した。 東峰村はこの日、全半壊した世帯を対象に仮設住宅を設置する方針を明らかにした。「全半壊は40棟以上ある。必要な戸数を準備したい」としている。朝倉市も、仮設住宅建設や新たな住居提供に向け、住宅被害の聞き取りを始めた。罹災(りさい)証明書の申請受け付けも11日に始める。 JR九州は10日、大分県日田市で鉄橋が流失した久大線の筑後吉井(福岡県うきは市)―日田(日田市)間で、バスによる代替輸送を始めた。