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3人死亡、19人不明 福岡と大分で

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記録的大雨となった九州北部地方は6日も梅雨前線が停滞して局地的な大雨が続き、 福岡、 大分両県では土砂崩れが起きるなどして3人の 死亡が確認された。 福岡県で4人、 大分県で15人が安否不明の 状態となっているほか、 福岡県で300人超が孤立しており、 警察や自衛隊が捜索や救助活動に当たっている。
記録的大雨となった九州北部地方は6日も梅雨前線が停滞して局地的な大雨が続き、福岡、大分両県では土砂崩れが起きるなどして3人の死亡が確認された。福岡県で4人、大分県で15人が安否不明の状態となっているほか、福岡県で300人超が孤立しており、警察や自衛隊が捜索や救助活動に当たっている。
福岡県などによると、午前9時20分ごろ、同県朝倉市杷木(はき)林田の民家敷地の小屋で「人が引っかかっている」と119番があった。心肺停止の状態で60代男性が見つかり、死亡が確認された。大分県日田市君迫町の田代川では、近所の男性(79)が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認された。
同市小野では、土砂崩れに3人が巻きこまれ、このうち消防団員の山本岳人さん(43)が死亡。68歳と79歳の女性2人が負傷した。近くの小野川は山が崩れてせきとめられ、「土砂ダム」化し、氾濫の恐れが出ている。市は下流域の市民に避難を呼びかけている。
また、朝倉市山田では男女2人の遺体が見つかったとの情報があり、消防が確認を急いでいる。同市黒川で3人が生き埋めになったとの情報もあり、消防が捜索している。一方で同市で5日に道路パトロール中に行方不明になっていた福岡県職員の男性3人とは、6日朝に連絡が取れた。けがはないという。
気象庁によると、5日午前0時~6日午後3時の総雨量は、朝倉市は555・5ミリで、平年の7月の1カ月雨量の約1・5倍を記録した。日田市も375ミリに達した。毎日新聞のまとめでは午後6時現在も、福岡、大分、熊本3県の7市町村の計約12万人に避難指示が出ている。
6日も交通機関が乱れ、JR九州によると、鉄橋が流失した久大線では善導寺(福岡県久留米市)-日田間で終日運転を見合わせた。日田彦山線は被害状況を確認できないため、添田(福岡県添田町)-夜明(大分県日田市)間で終日運転を見合わせた。西日本高速道路によると、大分道はのり面の土砂が流出したため、甘木(福岡県朝倉市)-日田の両インターチェンジで上下線とも通行止めになった。
国土交通省などによると、大雨により▽福岡県添田町の彦山川▽日田市の花月川▽大分県中津市の山国川--などの計11カ所で護岸や堤防の崩壊を確認。福岡県東峰村では一時、村全域約1600世帯で停電した。
気象庁は6日午後2時10分、福岡、大分両県に5日から発令していた大雨特別警報を解除した。【蓬田正志、平川昌範】

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