Home Japan Japan — in Japanese 米7月小売売上高0.6%増、7カ月ぶり大幅プラス

米7月小売売上高0.6%増、7カ月ぶり大幅プラス

360
0
SHARE

米商務省が15日発表した7月の 小売売上高は前月比0.6%増と、 2016年12月以来、 7カ月ぶりの 大幅な増加となった。 自動車の 販売が増えたほか、 裁量的支出も伸びた。 第3・ 四半期初めに経済が引き続き拡大したことを示唆した。 市場予想は0.4%増だった。 6月は当初発表の 0.2%減から0.3%増へ上方改定された。
[ワシントン 15日 ロイター] – 米商務省が15日発表した7月の小売売上高は前月比0.6%増と、2016年12月以来、7カ月ぶりの大幅な増加となった。自動車の販売が増えたほか、裁量的支出も伸びた。第3・四半期初めに経済が引き続き拡大したことを示唆した。市場予想は0.4%増だった。 6月は当初発表の0.2%減から0.3%増へ上方改定された。5月の数字は0.1%減から横ばいへと上方改定された。 7月の前年同月比は4.2%増だった。 自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は前月比で0.6%増だった。6月は当初発表の0.1%減から0.1%増へ上方改定された。コア売上高は、国内総生産(GDP)の消費支出に最も近いとされる。 米経済の3分の2以上を占める個人消費は第2・四半期に年率で2.8%増加した。個人消費が押し上げ要因となり第2・四半期GDPは2.6%増に拡大した。 7月の小売統計が堅調となったことで、連邦準備理事会(FRB)は12月に追加利上げを実施するとの観測には変わりがないとみられる。 BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「7月はショッピング・モールや百貨店が繁盛した。このことは消費支出が下半期に米経済をけん引していく公算が大きいことを示している」と述べた。 労働市場が最大雇用状態に近づく中でも賃金の伸びは緩慢なままで、消費者は貯金を取り崩している。エコノミストらはこうした現象は持続可能でないと指摘する。 貯蓄率は15年第2・四半期の6.2%から今年第2・四半期に3.8%まで低下した。貯蓄の少なさと緩慢な賃金の伸びは、支出を維持するために消費者は借金する必要があることを示唆する。 6月は当初発表の0.2%減から0.3%増へ上方改定された。5月の数字は0.1%減から横ばいへと上方改定された。 7月の前年同月比は4.2%増だった。 自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は前月比で0.6%増だった。6月は当初発表の0.1%減から0.1%増へ上方改定された。コア売上高は、国内総生産(GDP)の消費支出に最も近いとされる。 米経済の3分の2以上を占める個人消費は第2・四半期に年率で2.8%増加した。個人消費が押し上げ要因となり第2・四半期GDPは2.6%増に拡大した。 7月の小売統計が堅調となったことで、連邦準備理事会(FRB)は12月に追加利上げを実施するとの観測には変わりがないとみられる。 BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「7月はショッピング・モールや百貨店が繁盛した。このことは消費支出が下半期に米経済をけん引していく公算が大きいことを示している」と述べた。 労働市場が最大雇用状態に近づく中でも賃金の伸びは緩慢なままで、消費者は貯金を取り崩している。エコノミストらはこうした現象は持続可能でないと指摘する。 貯蓄率は15年第2・四半期の6.2%から今年第2・四半期に3.8%まで低下した。貯蓄の少なさと緩慢な賃金の伸びは、支出を維持するために消費者は借金する必要があることを示唆する。

Continue reading...