17日午前の 東京外国為替市場で円相場は反発した。 12時時点は前日16日の 17時時点に比べ83銭円高・ ドル安の 1ドル=112円41~44銭だった。 一時は10月19日以来となる112円40銭近辺まで上げ
17日午前の東京外国為替市場で円相場は反発した。12時時点は前日16日の17時時点に比べ83銭円高・ドル安の1ドル=112円41~44銭だった。一時は10月19日以来となる112円40銭近辺まで上げ幅を広げた。時間外取引の米国債利回りが徐々に低下し、多くの通貨に対してドル売りの圧力がかかった。112円台半ばでは損失覚悟の円買い・ドル売り注文も入った。 日経平均株価の上昇を背景に、リスクをとって円を売りドルなどを買う動きはみられたものの、限定的だった。「米税制改革の行方を慎重に見極めたいとの空気が強く、ドル買いに慎重な投資家が多い」(国内証券の為替ディーラー)との声があった。 9~12時の円の安値は1ドル=113円05銭近辺で、値幅(高値と安値の差)は65銭だった。 円は対ユーロでは続伸した。12時時点は同45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=132円85~88銭だった。対ドルの円高に歩調をあわせて円買い・ユーロ売りが増えた。 ユーロは対ドルで反発した。12時時点は前日17時時点に比べ0.0046ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1817~20ドルで推移している。持ち高整理の売りが先行し安く始まったものの、米金利低下を材料にしたユーロ買い・ドル売りが次第に増え、上昇に転じた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕