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座間9遺体:現場近く、位置情報の電波途絶 3日間で2人

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神奈川県座間市の アパートから9人の 遺体が見つかった事件で、 被害者と特定された福島市の 高校3年、 須田あかりさん(17)とさいたま市の 高校2年、 久保夏海さん(17)の 携帯電話の 位置情報が9月28日と30日に、 現場アパートから約20メートルの 場所に設置された基地局で探知されていたことが、 捜査関係者への 取材で分かった。 福島、 埼玉両県警から連絡を受けた神奈川県警座間署が付近を捜索したが、 2人の 行方はつかめなかった。 3日の 間に10代の 少女2人が同一地域で消息を絶っていたことになる。
神奈川県座間市のアパートから9人の遺体が見つかった事件で、被害者と特定された福島市の高校3年、須田あかりさん(17)とさいたま市の高校2年、久保夏海さん(17)の携帯電話の位置情報が9月28日と30日に、現場アパートから約20メートルの場所に設置された基地局で探知されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。福島、埼玉両県警から連絡を受けた神奈川県警座間署が付近を捜索したが、2人の行方はつかめなかった。3日の間に10代の少女2人が同一地域で消息を絶っていたことになる。
捜査関係者によると、須田さんは9月27日朝に自宅にいる姿を確認されて以後、行方不明になった。家族からの届け出を受けた福島県警が28日、携帯電話の電波で位置情報を探索する「イチタン」を携帯電話会社に依頼したところ、座間市緑ケ丘6の携帯電話基地局から電波を受信していたことが分かった。
県警は同日午後、神奈川県警に連絡。座間署員が捜索した。「イチタン」は全地球測位システム(GPS)のようにピンポイントで位置をつかめるわけではないため、数時間にわたって公園や公衆トイレ、川などを捜した。駅などの防犯カメラは調べなかったという。
久保さんは9月30日午前に外出したまま行方不明になった。10月1日に家族から届けを受けた埼玉県警が「イチタン」をかけたところ、9月30日午後に座間市の同じ基地局が電波を探知していたことが判明した。埼玉県警から連絡を受けた座間署員が対応した。
2人の電波を探知した基地局のアンテナは、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)の自宅アパートから3軒隣のマンションの屋上に設置されていた。
白石容疑者は8月下旬以降、9人の被害者を室内に連れこんで殺害、遺体の一部を保管していたと供述している。座間署の捜索範囲には現場アパートも含まれていたとみられるが、2人の発見には至らなかった。
須田さんは自殺をほのめかし、久保さんは犯罪に巻き込まれたおそれがあるとされた。福島、埼玉両県警は2人について捜索の緊急性が高い「特異行方不明者」として扱ったという。福島、埼玉の両県警は神奈川県警に協力を求めた際、特別な捜索活動は求めず、捜査員は派遣しなかった。ただ、神奈川県警は、いずれも17歳という年齢を考慮し、捜索活動をしたという。【深津誠、春増翔太、山本佳孝】

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