核・ ミサイル開発を続ける北朝鮮による制裁逃れが指摘されていることを受けて、 国連安全保障理事会の 北朝鮮制裁委員会が会合を開…
核・ミサイル開発を続ける北朝鮮による制裁逃れが指摘されていることを受けて、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が会合を開き、すべての加盟国に対し制裁の着実な実施のためにさらに努力するよう訴えました。 北朝鮮制裁委員会は、国連安保理がこれまでに採択した制裁決議の履行状況を調べる委員会で、９日、国連本部で開かれた非公開の会合には１００近い国の担当者が出席しました。 オランダの国連大使で制裁委員会の議長を務めるファンオーステロム氏によりますと、会合では去年９月と１２月に採択された最新の決議の履行状況について各国に説明したということです。 会合後、ファンオーステロム議長は記者団に対し、「すべての国に対して制裁の完全な実施を呼びかけた。まだ多くの国が決議が定める報告書を委員会に提出していない」と述べて、すべての加盟国にさらなる努力を訴えたことを明らかにしました。 制裁委員会の専門家パネルが今月作成した年次報告書は、北朝鮮による制裁逃れや違反行為が依然として横行していると指摘し、制裁委員会は来月２２日の報告書の提出期限までに１つでも多くの国から提出を受け、制裁の効果を高めていきたいとしています。
