Home Japan Japan — in Japanese G×HのOB戦観客席にソフトB松田の姿も 熱男はレジェンドのここを見ていた

G×HのOB戦観客席にソフトB松田の姿も 熱男はレジェンドのここを見ていた

341
0
SHARE

◆ジャイアンツvsホークスOB戦(10日・ KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
◆ジャイアンツvsホークスOB戦(10日・KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
ソフトバンク松田宣浩内野手(34)がキャンプ休日の10日、ジャイアンツ-ホークスのOB戦を一般チケットで観戦し、三塁ホークス側内野席での観戦記をつづった。

いやぁ~すごかったですね。去年の春、WBC前の侍ジャパンの(同球場で行われた)強化試合よりお客さんが入ってたんやないかなっていうぐらい。「斉藤和巳VS松井秀喜」だなんて、もう、やばいですよ。今回は球団にもチケットが残ってないって言われて、知り合いのツテで何とか確保できたんやけど、間違いなく来て良かったです。雨が上がって、何とか試合できて、9イニング終わったらまた雨が降り出して…さすがレジェンドの力やなあと思いました。
何か一つ場面を選ぶのは難しいですね。王会長や、子どもの頃にテレビで見てた松井(秀喜)さん…両チームOBの皆さんの1打席、1球が印象に残ってます。周りのお客さんと一緒で「うわっ」とか「あー」とか、声が出ちゃいました。心から楽しみましたよ。正直、意義とかそんなたいそうな理由はなくて、純粋に見たかった。一緒にプレーさせてもらった小久保(裕紀)さんや松中(信彦)さん、柴原(洋)さん、(斉藤)和巳さんはもちろん、生で見たことのない先輩方のプレーの雰囲気を知りたかったんです。
表情は見えんやったけど、王会長が打席(※工藤と対戦し空振り三振)の後、ベンチに戻っていく背中は、僕には(結果に)怒ってるぐらいに見えました。本気やったんやと感じてます。ホークスキャンプの生目の杜(運動公園)の、ウエート部屋の奥にある人工芝のトレーニング場で、腕立てされてたって話ですし。
これだけのレジェンドの方々が、みんな本気。だから面白いんですよね。そういう中で、ジョー(城島健司)さんが松井さんの第1打席を終わらせんように、ファウルフライを落としたときには、周りのお客さんも「さすが!」って言ってるのが聞こえました。
皆さん引退されて何年、何十年とたつのに、普通に打つ。やっぱり技術って、一度体に染みこんだら、ずっと続いていくんですね。工藤監督の球もめちゃ速かったし、カーブもえぐかった(笑)。それからジャパンでお世話になってきた鹿取(義隆)さん。60歳になられて常時120キロ。トレーニングされてたんかなあ。超人ですね。
僕が背番号3に変えた理由であるミスター(長嶋茂雄氏)は、遠目でもオーラがすごかった。今年で13年目ですけど、こうやって試合を見るのって、プロに入って初めて。視点が変わって、見え方や、立ち居振る舞いを考えさせられました。こうありたいな、意識しようと。秋山さんとか見てても、やっぱ格好いいですもんね。
電光掲示板にOBの方の通算成績が表示されるのも良かったですね。不勉強で、知らんかったことが多いなと、勉強になりました。このグラウンドにいる方々が、ホークスを、プロ野球を引っ張ってこられた。その歴史は重い。深いです。ホンマにいい一日でした。
ところで、今日こういうイベントがあって、ジョーさんの気持ちが高ぶって、今後グラウンドに戻ってこられる展開があったりするかなぁ…?とか、勝手に想像してました(笑)。

雨天により予定から1時間以上遅れ、午後1時42分にプレーボールとなったOB戦。少々の雨は気にも留めず、松田は2時間14分の試合を存分に楽しんだ。席を立った後、気付いたファンからの握手の求めに応じながら、意気揚々と球場を後にした。
=2018/02/11 西日本スポーツ=

Continue reading...