麻生副総理兼財務大臣は、 ワシントンで開かれたG20=主要20か国の 財務相・ 中央銀行総裁会議を終えて記者会見し、 アメリカと…
麻生副総理兼財務大臣は、ワシントンで開かれたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議を終えて記者会見し、アメリカと中国の貿易摩擦についてアメリカのムニューシン財務長官に直接、懸念を伝えたことを明らかにしました。 この中で、麻生副総理は、G20にあわせてムニューシン財務長官と会談し、米中間の貿易摩擦が世界経済の懸念になっていることを直接、伝えたことを明らかにし「内向きな形の流れができあがりつつあるのはよくないと伝えた」と述べました。 また、アメリカが発動した鉄鋼製品の輸入制限措置に日本が含まれ、関税が引き上げられたことについて「日本の鉄鋼輸出はアメリカの安全保障を害することにはならない」として対象から外すよう求めたということです。 また、トランプ政権が日本との間の貿易赤字を問題視していることについて、「日本は、アメリカへの投資が明らかに多い。貿易収支、モノの収支だけでみるのはいかがなものか」と述べ、日本企業が投資を通じてアメリカ経済に貢献していることを踏まえれば、批判はあたらないという考えを強調しました。