大関に昇進した栃ノ心が会見に臨み、 「稽古に精進して、 強い体を作り、 力強い相撲を取りたい」 と新大関としての 抱負を語りました…
大関に昇進した栃ノ心が会見に臨み、「稽古に精進して、強い体を作り、力強い相撲を取りたい」と新大関としての抱負を語りました。 栃ノ心は、大関への昇進を伝える伝達式の口上で「親方の教えを守り力士の手本となるように稽古に精進します」と決意を述べました。 このあと、栃ノ心は師匠の春日野親方と会見し、大粒の汗をぬぐいながら「すごくうれしい。きのうから緊張して夜も5、6回起きてしまった」と心境を語りました。 そして、口上にこめた思いについて「親方という言葉をどうしても入れたかった。18歳で日本に来て、日本語も相撲も親方がゼロから教えてくれた」と話しました。 また「力士の手本となるように」という言葉については「ほかの力士が自分のまねをするくらい稽古に精進して頑張りたいという気持ちを込めた」と説明し、「稽古に精進して、強い体を作り、力強い相撲を取りたい」と新大関としての抱負を語りました。 一方、師匠の春日野親方は口上について「めったに稽古という言葉は使わないが、栃ノ心については稽古を重ねて上がってきた力士なのでよかったと思う。ちゃんとしゃべるよう心の中で思っていた」と弟子を思いやりました。 また、90年以上の歴史がある春日野部屋を引き継いでから初めての大関誕生に「名を残した力士はたくさんいるが並んだとまでは言わないが、よく頑張ったと思う。これからは協会の看板の1人になるので常に優勝争いをしなければならない」と期待を寄せていました。