博多発東京行きの 山陽新幹線「の ぞみ」 の 先頭車両が破損した人身事故を受け、 JR西日本の 平野賀久副社長らは15日午後、 大阪市内で記者会見し、 運転士が異音を聞きながら、 指令所に連絡しなかったことについて「関係者に伝える上で、 大きな課題があった」 などと対応に問題があったことを認めた。 平野副社長らは冒頭「4万人を超える多くの お客さまに迷惑を掛け、 深くおわびする」 と陳謝。 その 上で、 同社の マニュアルには、 異音を聞いたら音の 程度にかかわらず、 全て指令所に連絡すると規定されているとして、 報告しなかった50代の
博多発東京行きの山陽新幹線「のぞみ」の先頭車両が破損した人身事故を受け、JR西日本の平野賀久副社長らは15日午後、大阪市内で記者会見し、運転士が異音を聞きながら、指令所に連絡しなかったことについて「関係者に伝える上で、大きな課題があった」などと対応に問題があったことを認めた。 平野副社長らは冒頭「4万人を超える多くのお客さまに迷惑を掛け、深くおわびする」と陳謝。その上で、同社のマニュアルには、異音を聞いたら音の程度にかかわらず、全て指令所に連絡すると規定されているとして、報告しなかった50代の運転士から今後、詳しく聞き取りを行うとした。 小倉駅でのぞみが停車した際、駅にいた30代の係員も車体に血のようなものが付いていることに気付いたが、指令所に連絡したのは出発後だったことも公表。平野副社長は「直ちに伝えていれば、早いうちに次の行動を引き出せた」と話した。
のぞみをめぐっては昨年12月にも、台車に亀裂が見つかるトラブルが発生した。安全対策を強化していたが、同副社長は「まだわれわれの目指しているレベルに達していない」とした。(2018/06/15-23:21)