Home Japan Japan — in Japanese 完封まであと2人で… ロッテ・石川、9勝目も笑顔なし

完封まであと2人で… ロッテ・石川、9勝目も笑顔なし

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(26日、 プロ野球 ロッテ4―1楽天) あと1歩だった。 九回。 ロッテの 石川は、 2年ぶりの 完封を狙ってマウンドに向かったが、 1死から3連打を許して失点し、 降板した。 よほど悔しかったの だろう。 お立ち台での …
(26日、プロ野球 ロッテ4―1楽天)
あと1歩だった。九回。ロッテの石川は、2年ぶりの完封を狙ってマウンドに向かったが、1死から3連打を許して失点し、降板した。よほど悔しかったのだろう。お立ち台でのヒーローインタビューで笑顔はない。「いい投球だったとは思わない。最後までしっかり投げきることができなかった」。まるで負けた投手のようなコメントだった。
井口監督から「エース」と呼ばれるプロ5年目の30歳は、それだけ目標が高い。「常に自分のなかでの最高の投球を目指してやっている」。この日は、外野から本塁方向へ風速10メートルを超える強風が吹き荒れていたが、制球は乱れなかった。いつも通り、ひょうひょうと140キロ台の直球と得意のシンカーを打者のひざ元へ、ホームベースの端ぎりぎりに集めた。
昨季はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表に選ばれ、先発の柱として登板した。だが、シーズンに入ると不振に陥り、3勝に終わった。「情けなかった。昨年の分も取り返したい」。オフに体幹を鍛え、フォームを見つめ直した。
今季は開幕から勝ち星を積み重ね、これで自身6連勝でリーグトップに並ぶ9勝目だ。防御率もチームトップの2・17と抜群の安定感を誇る。
それでも、本人は「まだまだ、ぜんぜん。もっと勝てるようにやっていきたい」とぽつり。どこまでも自分に厳しかった。(山口裕起)

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