イスラエル軍は日本時間の 24日夜、 隣国シリアの 戦闘機がイスラエルの 領空に侵入したとして、 迎撃ミサイルを発射して撃墜したと…
イスラエル軍は日本時間の24日夜、隣国シリアの戦闘機がイスラエルの領空に侵入したとして、迎撃ミサイルを発射して撃墜したと発表し、今後、両国の間で軍事的な緊張が高まることも予想されます。 イスラエル軍は日本時間の24日午後8時半ごろ、シリアの戦闘機がイスラエルの領空に2キロ入った地点まで侵入したとして、迎撃ミサイル、パトリオットミサイルを発射して撃墜したと発表しました。 イスラエル軍によりますと、内戦が続くシリアでは、イスラエルと接するクネイトラ県の周辺で24日朝からアサド政権が反政府勢力に対する激しい軍事作戦を続けていたということで、シリアの戦闘機が何らかの原因で誤ってイスラエルの領空に侵入したのではないかという見方も出ています。 シリアの国営テレビは、戦闘機1機がイスラエルに攻撃を受けたと伝えたうえで、戦闘機は、シリア領内で反政府勢力を攻撃していたとして領空侵犯を否定しました。 イスラエル軍は今月11日にも、シリアから飛来してきた偵察機能を備えたドローンがイスラエル領内に10キロ入った地点まで侵入したとして、パトリオットミサイルで撃墜し、さらに報復としてシリアの軍事施設に対して戦闘機による越境攻撃を行いました。 今のところシリア政府から反応は出ていませんが、両国の間で軍事的な緊張が高まることも予想されます。