ドイツ政府は9日、 英国の 欧州連合(EU)離脱に関し、 強硬派の 筆頭格として知られる2人の 英閣僚の 相次ぐ辞任にかかわらず、 EUと英国による離脱交渉を10月までに妥結させることを依然として望んでいるとの 立場を表明した。
[ロンドン 9日 ロイター] – ドイツ政府は9日、英国の欧州連合(EU)離脱に関し、強硬派の筆頭格として知られる2人の英閣僚の相次ぐ辞任にかかわらず、EUと英国による離脱交渉を10月までに妥結させることを依然として望んでいるとの立場を表明した。
ドイツのミヒャエル・ロス外務副大臣は訪問先のロンドンで、「ブレグジット(英EU離脱)とブレグジット交渉に関しては、当事国すべてが困難な状況に直面してきた。時間は刻々と過ぎてゆく」と強調。
「10月までには結論を出したいし、良い合意を望む」と述べた。ロス氏はこの日辞任したジョンソン英外相と会談する予定だった。
ジョンソン氏はメイ英首相が離脱交渉に関して新たに打ち出した穏健路線に反対して辞任。前日にはデービスEU離脱担当相も同様の理由で辞任したばかり。