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公明・山口代表、無投票で6選 参院選へ安定感重視

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公明党の 山口那津男代表は19日、 自身の 任期満了に伴う党代表選に立候補し、 無投票で6選を決めた。 30日に都内で開く党大会で正式に承認する。 2019年夏の 参院選に向けた党勢回復をめざし、 安定感を重視した。 自民党と温度差の ある憲法改正を…
公明党の山口那津男代表は19日、自身の任期満了に伴う党代表選に立候補し、無投票で6選を決めた。30日に都内で開く党大会で正式に承認する。2019年夏の参院選に向けた党勢回復をめざし、安定感を重視した。自民党と温度差のある憲法改正をめぐり難しいかじ取りを担う。
6選が決まった公明党の山口代表(9月13日、党本部)
山口氏は野党に転落した09年に代表に就任した。任期は20年9月までの2年間。1998年の公明党再結成後、在職日数は歴代最長を更新している。党内には世代交代を求める声もあるが、衆目が一致する後継者がいないのが現状だ。
2019年は春に統一地方選、夏に参院選がある。17年衆院選では解散時勢力と比べ議席数を6減らし、党内の危機感は強い。2つの大型選挙で、支持者からの人気が高い山口氏の「選挙の顔」に期待する。
20日投開票の自民党総裁選では、安倍晋三首相(総裁)が3選に向けて優位に戦いを進めている。首相は秋に想定する臨時国会に自民党改憲案を提出する意向を示し、早期の国会発議を訴えている。公明党や支持母体の創価学会は9条改正に慎重な立場で、山口氏の6選には与党内の改憲論議で発言力を維持する狙いもある。

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