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首相と石破氏、三重で舌戦 経済や地方創生

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20日投開票の 自民党総裁選で安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は16日、 津市で党主催の 演説会に臨んだ。 首相は15分強の 演説の うち約6割を経済再生といった約5年9カ月の 政権の 成果の 強調にあてた。 石破氏は同じく15分強の 演説の 約4…
20日投開票の自民党総裁選で安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長は16日、津市で党主催の演説会に臨んだ。首相は15分強の演説のうち約6割を経済再生といった約5年9カ月の政権の成果の強調にあてた。石破氏は同じく15分強の演説の約4割を地方創生、約3割を社会保障改革の訴えに費やした。
16日、津市で開かれた自民党総裁選の演説会で、聴衆に手を振る安倍首相(左)と石破元幹事長(右)ら=共同
首相は演説で「もう成長なんかできない、しなくたっていいという議論すらあったが、決してあきらめなかった」と述べ、経済の好転ぶりをアピールした。有効求人倍率や税収、新規就農者数、外国人観光客数の増加など成果を並べた。
農林水産物の輸出拡大にも触れ、攻めの農業の必要性を訴えた。「日欧経済連携協定(EPA)でむしろチャンスが広がっていく」と農業関係者の間に広がる懸念の払拭に努めた。経済再生以外では憲法改正や社会保障改革、拉致問題解決への意気込みを語った。
石破氏が演説で重点を置いたのは今後の地方創生だった。「地方の雇用と所得を最大限に伸ばす。日本の成長のために一番必要だと信じている」と力を込めた。
社会保障改革に関しては新たな会議体の新設を主張した。「どのような経済、社会保障、負担かをすべて公開で徹底的に議論し、国民の合意のもとに方向性を必ず示す」と言明した。防災省の創設や憲法改正にも短時間で触れた。

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