豊洲市場への 移転に伴って83年の 歴史に幕を閉じた東京 中央区の 旧築地市場は、 17日午後8時に閉鎖されました。 今後は工事関…
豊洲市場への移転に伴って83年の歴史に幕を閉じた東京 中央区の旧築地市場は、17日午後8時に閉鎖されました。今後は工事関係者を除いて敷地に立ち入ることができなくなり、解体工事が本格化します。 「日本の台所」とも呼ばれた中央区の旧築地市場は、今月10日に閉場しましたが、17日までは豊洲市場への引っ越しで必要な場合に限って市場関係者の敷地への立ち入りが認められていました。 東京都は17日午後8時に工事用のゲートで正門を閉じて旧築地市場を閉鎖しました。 今後は工事関係者を除いて敷地に立ち入ることができなくなります。 旧築地市場をめぐっては、閉場後も移転に反対してきた業者などが都の担当者の制止を振り切って敷地に入るトラブルが起きましたが、17日夜の閉鎖では混乱は見られませんでした。 旧築地市場の建物の解体工事は18日以降本格化し、再来年2月までのおよそ1年5か月をかけて行われる予定です。 跡地は再来年の東京オリンピック・パラリンピックで、選手や大会関係者などを輸送するための拠点として一時活用されますが、その後の具体的な利用方法は決まっておらず課題が残されています。