８日に７０歳で亡くなった大相撲の 第５４代横綱・ 輪島で、 プロレスラーやタレントとしても活躍した輪島博さんの 通夜が１４日、 東京都港区の 青山葬儀所で営まれた。 日本相撲協会の 広報部長・ 芝田山親方（元横綱・ 大乃国）ら約５００人が参列した。
８日に７０歳で亡くなった大相撲の第５４代横綱・輪島で、プロレスラーやタレントとしても活躍した輪島博さんの通夜が１４日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。日本相撲協会の広報部長・芝田山親方（元横綱・大乃国）ら約５００人が参列した。
祭壇には、横綱土俵入りする姿の遺影が飾られた。芝田山親方は、輪島さんの横綱時代に付け人を務めた。「よく声を掛けてくださった。横綱としての凜（りん）とした姿や稽古（けいこ）の強さを学ばせてもらった」としのんだ。
輪島さんと同じ石川県七尾市出身の前頭・輝は、巡業先の金沢市から駆けつけた。「偉大な方だった。実感が湧かないが寂しい。自分が強くなることでしか恩返しはできない」と話した。
スポーツ界や芸能界からも多くの参列者があった。親交のあった元プロ野球・阪神などで活躍した田淵幸一さんは「純粋で誰からも愛された。早く逝ってしまって寂しい限り」と悼んだ。元ボクシング世界王者の輪島功一さんやキャスターの関口宏さんらも訪れた。
葬儀は１５日午前１０時から同所で営まれる。【真下信幸】
