14日、 滋賀県にある陸上自衛隊の 演習場から発射された砲弾1発が、 目標地点から大きくずれて近くを通る国道付近を直撃し、 アス…
14日、滋賀県にある陸上自衛隊の演習場から発射された砲弾1発が、目標地点から大きくずれて近くを通る国道付近を直撃し、アスファルトなどの破片が車にぶつかりました。陸上自衛隊は事故調査委員会を設置して、隊員の操作にミスがなかったかなど、原因の調査を始めました。 14日午後、滋賀県にある陸上自衛隊の饗庭野演習場で、迫撃砲弾を発射する訓練を行っていたところ、1発が目標地点から大きくずれて近くを通る国道付近を直撃し、アスファルトなどの破片が車にぶつかりました。 車に乗っていた男性にけがはありませんでしたが、後部座席の窓ガラスが粉々に割れるなどの被害が出ました。 陸上自衛隊によりますと、迫撃砲弾は発射機についているつまみを調節して、上下左右の角度を定めるとともに、火薬の量で飛距離を調整して目標地点に近づけますが、今回は目標地点から北におよそ1キロもずれていました。 通常は、1キロもずれることは考えられないということで、陸上自衛隊は事故調査委員会を設置し、隊員の操作にミスがなかったかや、迫撃砲自体に問題がなかったか、原因の調査を始めました。 また、今回は目標地点を監視する隊員も配置されていましたが、警察からの連絡で初めて事故のことを知り、それまで30分近く、気付かないまま発射訓練を続けていたということで、陸上自衛隊は当時の安全管理についても詳しく調べることにしています。