米大統領選でロシアのプーチン大統領がトランプ氏の勝利を狙ってサイバー攻撃などの干渉を指示したとする米報告書に対し、ロシアは７日時点で公式の反応を示していない。プーチン政権は、これまで攻撃への関与を否定。オバマ大統領の対ロ強硬路線の一環だと主張し、今月２０日のトランプ氏の大統領就任で対米関係が好転すると期待してきた。 ７日はロシア正教のクリスマスに当たる。プーチン氏は同日未明に北西部ノブゴロドの修道院で式典に参列。国民に祝福のメッセージを送った。しかし米報告書には言及していない。 サイバー攻撃を巡り、オバマ氏は昨年末、米国駐在のロシア外交官３５人を国外退去処分にするなどの制裁を発令したが、プーチン氏はあえて報復措置を取らなかった。トランプ氏の出方を注視する一方、任期切れが迫るオバマ氏は相手にしない姿勢を明確にした形だ。（共同）
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