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中国空母「遼寧」、台湾海峡通過へ

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NewsHub【台北=田中靖人】台湾の国防部(国防省に相当)は11日、中国初の空母「遼寧」の艦隊が南シナ海での訓練を終えて台湾海峡に進入し、海峡中間線の中国大陸側を北上していると発表した。所属基地のある山東省青島に向かっているとみられる。台湾メディアは、同日深夜から12日未明にかけて台湾海峡を抜けると予測している。 国防部によると、遼寧は11日午前7時(日本時間8時)、台湾の防空識別圏(ADIZ)の西南部分に進入し、台湾海峡の中間線の西側を北上し始めた。正午には広東省スワトウ沖を航行中だとした。国防部は「全行程を監視・対処している」と強調。遼寧以外の海空軍にも「異常はない」としている。 遼寧は先月25日、沖縄県の宮古海峡を通過し、初めて西太平洋に進出。その後、バシー海峡を経て海南島の海軍基地に寄港し、南シナ海で艦載機の発着艦訓練を行っていた。往復の行程で台湾本島を一周した形となった。蔡英文総統は今月7日から中米歴訪中で台湾を不在にしており、心理的な圧力をかける意味合いもありそうだ。事実上の休戦ラインの中間線を超えないことで過度の刺激を避けたとみられる。

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