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演説前に身構える世界、中国は「新たなスタートラインで大きな進展希望」

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NewsHub米ワシントンで20日正午(日本時間21日午前2時)に大統領に就任するドナルド・トランプ氏(70)の就任演説に注目が集まる中、中国やロシアなど各国が“メッセージ”を発している。トランプ次期政権から「雇用を奪われた」と攻撃された中国の華春瑩・外務省報道官は20日、「中米関係が新たなスタートラインで大きな進展を収めるよう希望する」と述べた。 ラヂオプレス(RP)によると、定例会見で華報道官は、就任式を控えた報道陣からの質問に対し、「中米関係は世界でもっとも重要な2国間関係のひとつ」と指摘。「国交を樹立して38年間、両国関係はいくつかの苦難を経たが、一貫して絶えず発展している」と述べた。 また、中国と米国の間で「意見の相違はある」としながらも、「衝突せず、対抗せず、相互尊重、協力とウィン・ウィンを旨とする原則」を堅持する重要性を強調し、米国への対抗姿勢は影を潜めた。 トランプ氏は対中関係が「一つの中国」原則に制限されないとの立場を表明。台湾の蔡英文総統と電話会談するなど、貿易関係でやり玉に挙げる中国に揺さぶりをかけている。 また、ロシアのメドベージェフ首相は、20日で8年間の任期を終えるオバマ政権を痛烈に批判する一方、「(露米)関係の改善のため、われわれがなすべき仕事をする準備はできている」と言及した。AP通信によると、就任式後のトランプ政権の方向性がまだはっきり見えないとしながらも、シリア問題などでのトランプ政権との協力に期待感を示した。

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