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独メルセデス、12年ぶり高級車ブランド販売首位確定 :日本経済新聞

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NewsHub【フランクフルト=加藤貴行】独BMWは9日、2016年のBMWブランドの世界販売台数が15年比5.2%増の200万3400台だったと発表した。独ダイムラーの「メルセデス・ベンツ」は208万3900台で、メルセデスが12年ぶりに高級車ブランドの販売台数で首位を奪還したことが確定した。BMWも17年から新型車投入で巻き返しに動き、各社の競争は激しくなる。
メルセデス・ベンツは12年ぶりに高級車首位の座を奪還した(パリ国際自動車ショー、昨年9月)
独高級車大手3社が同日そろって16年の販売台数を発表し、メルセデスは11.3%増と飛び抜けて高い伸びを示した。独フォルクスワーゲン(VW)傘下の独アウディは3.8%増の187万1400台で2年連続で世界3位だった。
メルセデスとBMWは6年連続、アウディは8年連続で最高を更新。米市場の成長鈍化など新車市場に懸念材料もあるが、高級車は独3社が市場をけん引する構図は変わらない。
16年のメルセデスは最量販「Cクラス」が堅調で「Aクラス」「Bクラス」などの小型車も1割の伸び。16年に発売の新型「Eクラス」も好調だった。
一方、BMWは多目的スポーツ車(SUV)全体で22%増と大きく伸びたが、他のモデルが鈍かった。17年からは「5シリーズ」や「3シリーズ」の新モデル投入を控える。大きな台数の上積みが見込め、17年にどこまでメルセデスに迫るかが注目だ。

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