【1月19日 AFP】(更新)イタリア中部で19日、ホテルが大規模な雪崩に巻き込まれ、子ども数人含む少なくとも25人が死亡した恐れが出ている。同地域では前日にマグニチュード(M)5以上の地震が4度発生しており、雪崩の原因となったとみられている。 雪崩に巻き込まれたのは、ペスカーラ( Pescara )県ファリンドラ( Farindola )村に近いグランサッソ( Gran Sasso )山東側の中腹に位置するホテル・リゴピアノ( Hotel Rigopiano )。ホテルは雪崩の衝撃によって10メートル移動し、深さ2メートルの雪に覆われた。 当局によると、当時ホテルには宿泊客が20~22人、従業員が7~8人いたという。現場からはこれまでに2人の遺体が収容され、2人が救出されて低体温症の治療のため病院に搬送された。 被害を受けたホテルは、一連の地震の震源から約90キロ離れた場所に位置し、昨年8月の地震で300人近くが死亡したアマトリーチェ( Amatrice )にも近い。地震専門家らは、地震が雪崩を引き起こしたことはほぼ間違いないとみている。(c)AFP/Ella Ide with Angus MacKinnon in Rome
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