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ロス商務長官を承認=「自国第一」通商政策の要-米上院:

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【ワシントン時事】 米上院は27日の 本会議で、 トランプ政権の 商務長官に知日派の 著名投資家、 ウィルバー・ ロス氏(79)を充てる人事を承認した。 「米国第一」 を掲げるトランプ大統領は、 メキシコ、 カナダと締結した北米自由貿易協定(NAFTA)の 再交渉の 代表にロス氏を起
【ワシントン時事】米上院は27日の本会議で、トランプ政権の商務長官に知日派の著名投資家、ウィルバー・ロス氏(79)を充てる人事を承認した。「米国第一」を掲げるトランプ大統領は、メキシコ、カナダと締結した北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉の代表にロス氏を起用すると表明しており、ロス氏は通商政策の要になる。
採決結果は賛成72、反対27。野党民主党も多数が賛成に回った。
米国の通商交渉は原則として通商代表部(USTR)代表が指揮してきたが、トランプ氏は、企業買収の実績が豊富なロス氏を重用する意向。ロス氏は1月の上院公聴会で「中国は最も保護主義的だ」「関税引き上げは交渉材料の一つ」と語っており、中国、メキシコなどの貿易赤字相手国を多方面から揺さぶる構えだ。
トランプ政権は貿易不均衡が米国の経済停滞を招いたと主張しており、貿易赤字の削減を急ぐ。NAFTA再交渉で域内の関税優遇条件が厳しくなれば、メキシコに展開する日本の自動車メーカーなどは影響を受ける。日本政府にも日米経済対話を通じ、「不公平な貿易」の是正を求める可能性がある。
ロス氏は、1999年に経営破綻した幸福銀行(現関西アーバン銀行)の買収、再建を手掛け、2000年代後半の世界的な鉄鋼業界再編にも関わった。大統領選ではトランプ氏の経済政策顧問を務めた。 (2017/02/28-10:53)

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