【ソウル時事】 韓国軍合同参謀本部などによると、 北朝鮮は12日午前7時55分(日本時間同)ごろ、 北西部の 平安北道・ 亀城から弾道ミサイル1発を発射した。 ミサイルは約500キロ飛行し、 日本海に落下。 日本の 防衛省関係者は、 射程約1300キロの 「ノドン」 との 見方を示し
【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部などによると、北朝鮮は12日午前7時55分(日本時間同)ごろ、北西部の平安北道・亀城から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは約500キロ飛行し、日本海に落下。日本の防衛省関係者は、射程約1300キロの「ノドン」との見方を示し、高い高度に打ち上げて迎撃を難しくする「ロフテッド軌道」がとられた可能性もあると指摘した。
政府、北朝鮮に厳重抗議=駐韓大使帰任が焦点に
トランプ米政権の発足後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは初めて。日米首脳会談に合わせ、弾道ミサイルの能力を誇示し、日米をけん制する狙いがあるとみられる。
韓国メディアによると、ミサイルが発射されたのは亀城の方※(※山ヘンに見)飛行場とみられる。韓国軍は中距離弾道ミサイル「ムスダン」(同2500~4000キロ)の改良型の可能性もあるとみて分析している。 ロイター通信によると、米軍当局者も北朝鮮によるミサイル発射を確認した。ただ、ミサイルの種類など詳細は分析中という。トランプ大統領にも発射の事実は伝えられた。 菅義偉官房長官は12日午前、臨時に記者会見を行い、「日米首脳会談直後だったことを考えてみても、わが国や地域への明らかな挑発行為だ」と非難。北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。船舶や航空機への被害は確認されていない。 訪米中の安倍晋三首相は関係省庁に対し、情報収集・分析に全力を挙げ、不測の事態に備えて万全の態勢を取るよう指示した。 韓国の黄教安大統領代行(首相)は「国際社会とともに、相応な対応を取るよう最善を尽くす」と強調した。 (2017/02/12-11:49)