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北朝鮮籍男4人手配=正男氏暗殺容疑、事件当日に出国-マレーシア警察が初会見:

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【ソウル、 クアラルンプール時事】 北朝鮮の 金正恩朝鮮労働党委員長の 異母兄、 金正男氏が暗殺された事件に関し、 マレーシア警察は19日、 初めて記者会見し、 北朝鮮国籍の 男4人を容疑者として指名手配したと明らかにした。 4人は事件当日の 13日、 マレーシアを出国しており、 中
【ソウル、クアラルンプール時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が暗殺された事件に関し、マレーシア警察は19日、初めて記者会見し、北朝鮮国籍の男4人を容疑者として指名手配したと明らかにした。4人は事件当日の13日、マレーシアを出国しており、中国語紙「中国報」(電子版)は19日、4人が既に北朝鮮に戻ったと報じた。警察当局は国際刑事警察機構(ICPO)などに協力を求め、事件解明に全力を挙げる考えだ。正男氏の死因については「調査中」としている。
〔写真特集〕金正男氏殺害事件~犯行時のイメージ映像~
17日に逮捕されているリ・ジョンチョル容疑者(46)を含め、北朝鮮籍の容疑者は5人になった。これを受けて韓国統一省報道官は19日、「容疑者5人が北朝鮮籍であることを考えると、金正男氏殺害の背後に北朝鮮政権がいるとみている」と表明した。
新たに公表された容疑者はリ・ジヒョン(33)、ホン・ソンハク(34)、オ・ジョンギル(55)、リ・ジェナム(57)の4人。4人を特定した根拠は明らかにされなかったが、地元メディアによれば、空港の監視カメラなどを基に捜査したとみられる。
4容疑者は1月31日~2月7日の間にマレーシアに入国し、事件当日の13日に全員出国した。記者会見したマレーシア警察のノア・ラシド・イブラヒム副長官は4人の渡航先について「言えない」と伏せた。いずれも外交官のパスポートではなく、通常のパスポートを所持していた。
中国報によれば、4人は犯行直後に出国。インドネシア中部スラバヤ、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、ロシア極東ウラジオストクを経由し、周到に4日もかけて平壌に戻った。
警察当局はまた、監視カメラに映るなどしていた北朝鮮国籍のリ・ジユ氏(30)と身元不明の男2人の計3人の行方も追っている。
北朝鮮が即時引き渡しを要求している金氏の遺体については、近親者のDNAサンプルによる確認作業を行う必要があると指摘した。死因は不明で、毒物検査の結果を待っていると述べた。
また、実行犯として逮捕されたベトナム旅券を持った女とインドネシア人の女は、「いたずら動画」の撮影だと言われ、暗殺を企てた組織に利用されたとの現地紙報道については「捜査中でコメントできない」と述べるにとどめた。
一方、逮捕されているリ容疑者は、抗がん剤などを取り扱う企業のIT部門に所属していた。中国報などによると、化学分野の専門家で、毒物などについても深い知識があるとみられるという。「東方日報」(電子版)は、犯行集団の連絡役を務め、他のメンバーに現地情報を提供、宿を手配していたが、最終的に4人を逃がすため犠牲にされた可能性があると伝えた。
リ容疑者は、北朝鮮の大学を2000年に卒業、インドで医薬研究に従事した後、平壌に戻り、家族と共にマレーシアに移り住んだ。(2017/02/19-23:02)

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