東京都は7日、渋谷区と合同で首都直下型地震を想定した大規模な帰宅困難者への対策訓練を渋谷駅周辺などで実施した。約4千人が参加し、2020年の東京五輪・パラリンピックを前に増加している訪日外国人への対応などを確認した。 東京湾北部を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が発生、渋谷駅周辺で多数の帰宅困難者が出たと想定。JRや私鉄なども参加した。 センター街では「地震が発生しました。落ち着いて冷静に行動してください」と日本語の放送で呼び掛け。今回初めて、放送内容を多言語に翻訳して表示するスマートフォン向けアプリも導入され、参加者は英語や中国語などで確認していた。 駅前のスクランブル交差点の大型ビジョンでは、日本語、英語、中国語、韓国語で一時退避スペースへの移動を案内した。中国から留学中の大学生、劉林華さん(30)は「言葉が分からない中で地震に遭うと混乱すると思う。中国語で案内してくれるのはありがたい」と話していた。〔共同〕
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