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金正男氏殺害:マレーシアが駐北朝鮮大使召還「事件協議」

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【クアラルンプール平野光芳、 西脇真一】 北朝鮮の 金正男(キム・ ジョンナム)氏の 殺害事件に関連し、 マレーシア外務省は20日、 北朝鮮の 康哲(カン・ チョル)駐マレーシア大使を呼び出し、 同氏がマレーシアの 捜査手続きを批判していることについて説明を求めた。 また外務省は対応を協議するためとして、 駐北朝鮮大使を本国に召還した。
【クアラルンプール平野光芳、西脇真一】北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件に関連し、マレーシア外務省は20日、北朝鮮の康哲(カン・チョル)駐マレーシア大使を呼び出し、同氏がマレーシアの捜査手続きを批判していることについて説明を求めた。また外務省は対応を協議するためとして、駐北朝鮮大使を本国に召還した。
北朝鮮側は17日、金氏の遺体をマレーシア政府が司法解剖したことに対して、「我々の許可や立ち会いもなく司法解剖を強行した」と主張。「人権侵害の極みだ」として解剖結果の受け入れを拒否すると批判した。また、金氏の遺体の即時返還を認めないマレーシア政府を「反北朝鮮の勢力と結託している」と強く非難する声明を発表した。
マレーシア警察は詳しい死因や身元の確定が終わるまでは遺体の保管を続ける方針で、「批判に根拠はない」と反論して対立している。
一方、金氏殺害に関与したとしてマレーシア警察に逮捕されたリ・ジョンチョル容疑者(46)の勤務先になっていたクアラルンプールの会社の社長(64)は20日記者会見し、リ容疑者が就労ビザを取得するために会社の名前を貸していたと明らかにした。勤務実態はなく、社長は「給料を払っておらず、ビジネスパートナーでもない」と語った。
社長は北朝鮮への渡航歴があり、現地の知人から協力の依頼があった。2013年に初めてリ容疑者と面会。リ容疑者は「娘が現地の大学に通うためにビザがほしい」と話していたという。
会社にはたまに個人的に会いに来るだけで、その際は娘が英語の通訳をしていた。社長は「どうやって稼いでいたのかも詳しく分からない」と語った。

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