安倍首相は3日夜、東京都内のホテルでトヨタ自動車の豊田章男社長と会食した。 10日の日米首脳会談では、トランプ大統領が自動車貿易を巡って厳しい要求を突きつけてくる可能性があり、首相は日本メーカーが米国内での投資や雇用に貢献してきた経緯を説明する方針だ。豊田氏から直接、米国で投資を拡大する計画について説明を受け、日米間での経済協力を深める考えを伝えた。 豊田社長は会食後、「足元の情勢について話し合った」と記者団に述べた。 トヨタを始め日本のメーカーは米国で多くの自動車を生産し、雇用を生み出している。 だが、トランプ氏は日米間の自動車貿易の不均衡を問題視しており、日本の自動車メーカーへの厳しい姿勢を崩していないとの見方が強い。米大手のフォード・モーターなどが米国での投資を発表すると、トランプ氏はツイッターで「ありがとう!」とたたえたが、トヨタが今後5年間で米国に100億ドル(約1兆1300億円)を投資する計画を発表した際は何の反応も示していない。
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