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北朝鮮ミサイル発射 技術向上をアピールか 専門家

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北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射し、 この うち3発が日本の 排他的経済水域に落下したことについて、 防衛省防衛研究所の 元統括研究官で、 拓殖大学大学院…
北朝鮮が弾道ミサイル4発を発射し、このうち3発が日本の排他的経済水域に落下したことについて、防衛省防衛研究所の元統括研究官で、拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授は「北朝鮮のミサイルの命中率は、以前は誤差が大きいと言われていたが、去年も排他的経済水域に落下させる実験に成功している」と述べ、ミサイルの開発が進み技術が向上していることをアピールする狙いがあるとしています。 また発射の背景については、「タイミングとして2つの理由があると思う。1つは、今月1日から始まったアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に対して、非常に過敏にとらえていることを示すという意味合いで、もう1つは、キム・ジョンナム(金正男)氏が殺害された事件に対して、国際社会から注がれている厳しい視線をそらすために、4発を同時に発射するという大がかりな実験を行った可能性がある」と指摘しています。 そのうえで「北朝鮮は感情的にミサイルを撃っているわけではなく、アメリカと戦争をしなくてすむシナリオはないかということで、核やミサイル実験を行っている。北朝鮮の挑発に対応するだけではなく、国際社会から北朝鮮に流れているミサイル関連の技術や物資をより厳格に断ち切ることが必要だ」と話していました。

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