北朝鮮が6日に4発の 弾道ミサイルを日本海に向けて発射した背景には、 アメリカと韓国による合同軍事演習をけん制するとともに、 トランプ政権の 出方を…
北朝鮮が6日に4発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射した背景には、アメリカと韓国による合同軍事演習をけん制するとともに、トランプ政権の出方を探る狙いがあったと見られ、7日にも国営メディアを通じて、発射が「成功した」と発表し、ミサイル技術の向上をアピールする可能性があります。 北朝鮮は6日、北西部のピョンアン(平安)北道トンチャンリ(東倉里)付近から日本海に向けて弾道ミサイル4発を発射し、このうち、3発が発射地点から東におよそ1000キロ離れた日本の排他的経済水域に落下しました。 これについて、北朝鮮の国営メディアは、これまでのところ何も伝えていませんが、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、6日の論評で、「自衛のために行うすべての弾道ミサイル発射実験は、絶対に違法ではない」と主張していました。 北朝鮮としては、今月1日から韓国で行われている米韓合同軍事演習をけん制するとともに、アメリカのティラーソン国務長官が来週から日中韓3か国を訪問するのを前にトランプ政権の出方を探る狙いがあったと見られます。 北朝鮮は先月、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを地上配備型に改良した新しい中距離弾道ミサイル1発を発射した翌朝に、「キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、発射実験に成功した」と発表しました。 このため、北朝鮮は7日にも国営メディアを通じて、発射が「成功した」と発表し、ミサイル技術が向上していると内外にアピールする可能性があります。
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