６日午前の 東京外国為替市場で円相場は反発した。 12時時点は１ドル＝113円80～83銭と前週末３日の 17時時点に比べ46銭の 円高・ ドル安だった。 10時15分すぎに113円72銭近辺まで上げ幅を広げた
６日午前の東京外国為替市場で円相場は反発した。12時時点は１ドル＝113円80～83銭と前週末３日の17時時点に比べ46銭の円高・ドル安だった。10時15分すぎに113円72銭近辺まで上げ幅を広げた。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のイエレン議長が３日の講演で14～15日の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）での利上げを検討していると明言したが、外為市場で事前に３月利上げの織り込みが進んでいたため、「材料出尽くし」とばかりに利益確定の円買い・ドル売りが入った。 日経平均株価が午前の中ごろにかけて下げ幅を広げ、投資家のリスク選好姿勢が後退するとの思惑を誘うと、歩調を合わせる形で「低リスク通貨」とされる円を買う動きが強まった。「北朝鮮が弾道ミサイルを４発発射したとの報道が朝鮮半島を巡る『地政学リスク』を一時的に意識させ、リスク回避の円買いを誘った」（国内銀行）との見方もあった。 ９～12時の円の安値は１ドル＝113円90銭近辺で円の値幅は18銭程度だった。 円は対ユーロでは反落した。12時時点では１ユーロ＝120円72～75銭と同51銭の円安・ユーロ高で推移した。利益確定のユーロ買い・ドル売りが先行し、円売り・ユーロ買いにつながった。ただ対ドルで円が上昇すると対ユーロでも円は底堅くなった。 ユーロは対ドルで反発した。12時時点では１ユーロ＝1.0605～09ドルと同0.0084ドルのユーロ高・ドル安だった。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
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