29日の 東京外国為替市場で円相場は続落した。 17時時点は１ドル＝111円07～10銭と、 前日の 同時点に比べ39銭の 円安・ ドル高だった。 前日の 米株式相場の 上昇を受けて投資家の リスク選好意欲が高まり、 「
29日の東京外国為替市場で円相場は続落した。17時時点は１ドル＝111円07～10銭と、前日の同時点に比べ39銭の円安・ドル高だった。前日の米株式相場の上昇を受けて投資家のリスク選好意欲が高まり、「低リスク通貨」とされる円を売ってドルを買う動きが優勢だった。米長期金利の上昇も円売り・ドル買いを促した。 円の下値は堅かった。日経平均株価の伸び悩みに歩調を合わせて円売り・ドル買いの勢いが弱まる場面があった。月末と年度末が近づくに伴い国内輸出企業や投資家から円買い・ドル売りが入り、円の下値を支えた。前日の米株高や米金利上昇を材料とする円売り・ドル買いの一巡後は円売り・ドル買いの持ち高を増やす動きは限られた。 ９～17時の円の安値は１ドル＝111円31銭近辺、高値は１ドル＝111円３銭近辺で、値幅は28銭程度だった。 円は対ユーロで反発した。17時時点は１ユーロ＝119円76～79銭と、前日17時時点に比べ42銭の円高・ユーロ安だった。夕方に対ドルのユーロ売りが強まると、円高・ユーロ安に波及した。 ユーロは対ドルで続落した。17時時点は１ユーロ＝1.0781～84ドルと同0.0077ドルのユーロ安・ドル高だった。英国のメイ首相が28日、欧州連合（ＥＵ）に離脱を通知する書簡に署名したのを受けた対ドルや対円でのポンド安が、ユーロ売りに波及した。米経済の回復を支えにドルの先高観が根強いことも、ユーロ売りを促した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
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