１０日午後７時４０分ごろ、 石川県穴水町麦ケ浦（むぎがうら）の 能越（の うえつ）自動車道（国道４７０号）で２０代の 男子大学生（長野県在住）が軽乗用車にはねられ、 病院に運ばれた。 意識不明の 重体になった男子…
１０日午後７時４０分ごろ、石川県穴水町麦ケ浦（むぎがうら）の能越（のうえつ）自動車道（国道４７０号）で２０代の男子大学生（長野県在住）が軽乗用車にはねられ、病院に運ばれた。意識不明の重体になった男子大学生の親族に県警が連絡を取り、関係先とみられる石川県能登町宇加塚（うかづか）の住宅内を調べたところ、血を流した若い女性の遺体が見つかった。刃物のようなもので複数回刺されており、県警は殺害されたとみて捜査している。
県警によると、女性は能登町に住む県立能登高校１年の池下未沙さん（１６）。１０日午後６時半ごろに「迎えに来てほしい」とＬＩＮＥ（ライン）で連絡を受けた家族が待ち合わせ先のバス停に行くと、池下さんはおらず、カバンや携帯電話が残されていた。このため、１０日夜に家族が県警に連絡した。
一方、男子大学生がはねられた能越道は自動車専用道路。当時、男子大学生は道路上におり、近くには運転していたとみられる車が止められていた。この車の関係先を県警が調べると、東に約２０キロ離れた山間部にある木造２階建て住宅が浮上。警察官が室内を調べたところ、池下さんの遺体が見つかった。近くの住民によると、この住宅は週末になると人の出入りがあったという。
県警は池下さんが亡くなるまでの経緯を男子大学生が知っている可能性もあるとみて、容体が回復次第、事情を聴く方針。
