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がん対策の新基本計画素案示す方針 厚労省

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2人に1人がなるといわれるがんの 対策について、 厚生労働省は「予防」 と「医療の 充実」 、 それに「患者が安心して暮らせる社会の 構築」 を柱とする新た…
2人に1人がなるといわれるがんの対策について、厚生労働省は「予防」と「医療の充実」、それに「患者が安心して暮らせる社会の構築」を柱とする新たな基本計画の素案を作成し、13日に開かれる協議会で示す方針です。 国のがん対策の基本計画は、医療体制の整備や患者への支援策などについて具体的な方針を定めたもので、患者や医療関係者などが参加する厚生労働省のがん対策推進協議会で今後6年間の計画の策定に向けた議論が進められています。 厚生労働省はこれまでの議論をもとに「予防」と「医療の充実」、それに患者が安心して暮らせる社会の構築を目指す「がんとの共生」を柱とした基本計画の素案を作成しました。 このうち、「予防」ではすべてのがんの検診の受診率の目標を50%とするなどとしています。 また、「医療の充実」では、患者の遺伝子情報からより効果の高い治療薬を選択する「ゲノム医療」を推進し、2年以内に拠点病院などの整備を始めるとしてます。 そして、「がんとの共生」では、診断されたときから身体的、精神的な苦痛を和らげる緩和ケアの徹底やがん患者の就労支援の強化、それに子どもから高齢者まで世代ごとの患者の課題に応じた対策などを進めるとしています。 厚生労働省は、この素案を13日の協議会で示す方針で、さらに議論を重ねて、この夏までに新たな基本計画をまとめることにしています。

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