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プーチン大統領 米のミサイル攻撃を非難

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ロシアの プーチン大統領は、 アメリカ軍によるシリアの アサド政権の 軍事施設への ミサイル攻撃の あと初めて発言し、 かつてアメリカがイラクによる大量破…
ロシアのプーチン大統領は、アメリカ軍によるシリアのアサド政権の軍事施設へのミサイル攻撃のあと初めて発言し、かつてアメリカがイラクによる大量破壊兵器の開発を主張して武力行使に踏み切ったことを引き合いに出し、今回の攻撃を強く批判しました。 プーチン大統領は11日、モスクワでイタリアのマッタレッラ大統領と会談したあと、アメリカ軍によるシリアのアサド政権の軍事施設へのミサイル攻撃について、初めて記者団の前で発言しました。 このなかでプーチン大統領は、「2003年にアメリカがイラクで化学兵器を見つけたと国連に報告したときのことを思い出す。そのあと軍事作戦によってイラクが破壊され、テロの脅威が高まり、過激派組織が出現した」と述べ、かつてアメリカがイラクによる大量破壊兵器の開発を主張して武力行使に踏み切ったことを引き合いに出し、今回の攻撃を強く批判しました。 そしてアメリカの大統領選挙の際にトランプ氏の主張に反対していたヨーロッパ各国もトランプ政権との関係改善を図っていると指摘し、「シリアやロシアを共通の敵とすることで、欧米が結束を図っている」と述べ、ロシアを敵に見立てて欧米が接近していると反発しました。 さらに「シリアのほかに地域でも同じような挑発が準備されている。何らかの物質を使って政府を非難しようとしている」として、シリアで再び化学兵器を使ってアサド政権の立場を不利にしようとする企てがあると警戒感を示しました。 プーチン大統領は、シリアでの化学兵器の使用を巡り、OPCW=化学兵器禁止機関に対して綿密な調査を行うよう要請する考えを示しています。

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