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偽肝炎薬:病院にも納入 都が卸業者2社業務停止

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高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」 の 偽造品が流通した問題で、 和歌山県内の 病院も偽造品2本を仕入れていたことが厚生労働省などの 調査で分かった。 患者には使用されなかった。 東京都は12日、 相手の 身元や許可を確認せずに売買し、 偽造品を流通させたとして、 いずれも東京都千代田区の 医薬品卸業者「エール薬品」 と「大興薬品」 を、 それぞれ12日間と8日間の 業務停止処分にしたと発表した。
高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が流通した問題で、和歌山県内の病院も偽造品2本を仕入れていたことが厚生労働省などの調査で分かった。患者には使用されなかった。東京都は12日、相手の身元や許可を確認せずに売買し、偽造品を流通させたとして、いずれも東京都千代田区の医薬品卸業者「エール薬品」と「大興薬品」を、それぞれ12日間と8日間の業務停止処分にしたと発表した。
都などによると、エール薬品は昨年11月以降、偽造品15本を個人から買い取った際、医薬品医療機器法に基づき、相手の名前を帳簿に記録する義務があるのに、架空の会社名を記していた。同社は「秘密厳守」をうたい名前を尋ねず、偽造品と気づかなかったという。
同社は同業3社に転売。このうち大興薬品は今年1月、許可を確認せず偽造品2本を大阪府内の無許可業者に売り渡し、和歌山県内の病院に納入された。偽造品情報を知った大興薬品が、すぐに返品を求めたという。
偽造品は奈良県の薬局チェーンも仕入れて患者に販売。患者が偽造品と気づき問題が発覚した。【熊谷豪】

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