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平野美宇、急成長の背景は 中国勢抑えアジア選手権V

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卓球の アジア選手権女子シングルスで15日、 21年ぶりに日本勢として優勝を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。 出場できなかった昨夏の リオデジャネイロ五輪後、 昨年10月に女子ワールドカップを日本選手…
卓球のアジア選手権女子シングルスで15日、21年ぶりに日本勢として優勝を果たした平野美宇(エリートアカデミー)。出場できなかった昨夏のリオデジャネイロ五輪後、昨年10月に女子ワールドカップを日本選手として初めて制し、今年1月の全日本選手権で石川佳純を破って史上最年少優勝を果たすなど急成長。3年後の東京五輪に向け、大きく弾みをつけた。 史上最年少で全日本女王に輝いた平野が世界最強の中国選手の壁を次々と乗り越えた。アジア選手権の女子シングルスで、過去1度も勝ったことのない中国トップ選手を3連続で破り、頂点に立った。 自身の17歳の誕生日だった14日の準々決勝は、過去の国際大会で5戦全敗のリオデジャネイロ五輪女王・丁寧にゲームカウント3―2で勝利。15日の準決勝では世界ランキング2位の朱雨玲を、決勝では同5位の陳夢を3―0のストレートで破った。 3試合とも、リオ五輪代表から漏れた一昨年から取り組んできた体幹と下半身を鍛えた成果が出た。強打を打ってもすぐに構えの体勢に戻れるから、鋭い球が連打できる。中国勢は平野の高速ラリーの前に、左右に振られる場面が目立った。昨秋に中国スーパーリーグで修業し、中国選手の鋭く回転する球に慣れていたのも功を奏した。 初優勝した1月の全日本選手権前から右肩を痛め、2月の試合で悪化させた。1週間近くラケットを握れない時期もあった。その中での今回の快進撃。5月の世界選手権(ドイツ・デュッセルドルフ)に向け、大きな収穫を得た。(前田大輔) ■卓球女子世界ランキング(2017年4月現在) 1位 丁 寧(中国) 2位 朱 雨玲(中国) 3位 フェン・ティアンウェイ(シンガポール) 4位 石川 佳純(日本) 5位 陳 夢(中国) 8位 伊藤 美誠(日本) 9位 佐藤 瞳(日本) 11位 平野 美宇(日本)

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