13日の 東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。 前日比125円77銭(0.68%)安の 1万8426円84銭で終え、 年初来安値を連日で更新。 昨年12月6日以来の 安値を付けた。 東京外国為替市場で円相場
13日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。前日比125円77銭(0.68%)安の1万8426円84銭で終え、年初来安値を連日で更新。昨年12月6日以来の安値を付けた。東京外国為替市場で円相場が1ドル=108円台後半に上昇し、およそ5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けたため、輸出企業の採算改善期待が後退し、主力株が売りに押された。海外ヘッジファンドなどの短期志向の投資家が株安を主導し、日経平均は一時240円超下げた。 トランプ米大統領は12日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで「ドルは強すぎる」などと発言し、ドル高をけん制した。北朝鮮情勢など地政学リスクもくすぶり、投資家心理は弱気に傾いた。欧米は週末にイースター(復活祭)休暇に入るため、「中長期の海外投資家は積極的な売買を見送ったが、一部の国内機関投資家は割安さに着目した買いを入れた」(国内証券トレーダー)という。取引終盤にかけては円相場が伸び悩んだほか、14日に株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)の算出を控えて持ち高調整の買いが入り、日経平均は下げ渋った。 JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は前日比106.65ポイント(0.80%)安の1万3164.58だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、11.23ポイント(0.76%)安の1468.31で終えた。 東証1部の売買代金は概算で2兆2590億円。売買高は19億5868万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1374と、全体の68.1%を占めた。値上がりは543、変わらずは98銘柄だった。 12日発表の2018年2月期の純利益見通しが市場予想を下回った イオン が年初来安値を付けた。 東芝 や 三井物 の下げが大きかった。 JFE や 新日鉄住金 が下落した。 三菱商 や 国際石開帝石 が安く、 SOMPO や 東エレク が売られた。一方、 関西電 が年初来高値を付けた。 資生堂 や 中部電 が上昇し、 大和 や アサヒ が買われた。 東証2部株価指数は8営業日ぶりに小反発した。 朝日インテク と MCJ が上げ、 稀元素 と 象印 が下げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕