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韓国大統領選、遊説スタート 文氏・安氏の2強対決 :日本経済新聞

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韓国は17日、 5月9日投開票の 韓国大統領選の 選挙運動期間に突入した。 最大野党「共に民主党」 の 文在寅(ムン・ ジェイン)前代表と、 野党第2党「国民の 党」 の 安哲秀(アン・ チョルス)前
【ソウル=鈴木壮太郎】韓国は17日、5月9日投開票の韓国大統領選の選挙運動期間に突入した。最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表と、野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前共同代表は同日午前、それぞれ第一声を発した。安全保障や雇用創出などを争点に、約3週間にわたり舌戦を繰り広げる。 今回の大統領選は野党が優位の情勢で、革新系の文氏、中道系の安氏の2強対決の様相を強めている。文氏は20~40代の若い革新層を中心に支持を固める。安氏は安全保障重視の姿勢を鮮明にし、保守層にも浸透し始めている。 文氏は公式選挙活動ができる17日午前0時、映像メッセージを公開。今回の大統領選が「人生最後の挑戦になる」との覚悟を語った。最初の遊説地に選んだのは大邱(テグ)市。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の地元で保守の地盤だ。12年の前回大統領選で朴前大統領に敗れた文氏は、革新系が弱い地域から遊説を始めることで支持層の拡大を狙う。 安氏は首都ソウルの中心部、光化門(カンファムン)で第一声を上げた。朴前大統領の弾劾を求める大規模集会が開かれた象徴的な場所を選んだ。安氏は「今回の大統領選は国民のための選挙。政治改革、検察改革、経済改革、国民が求める改革を必ず実現する」と強調した。 韓国メディアの世論調査によると、今のところ両者がほぼ互角か、文氏が僅差で優勢との見方が多い。17日付中央日報の世論調査(15、16日実施)では、文氏38.5%、安氏37.3%と大接戦を演じている。

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