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EU離脱交渉方針争点の英総選挙 与党が議席伸ばせるか

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イギリスの メイ首相は18日、 EU=ヨーロッパ連合からの 離脱に向けたみずからの 交渉方針を争点に、 総選挙を前倒しして、 ことし6月に行いたい考えを…
イギリスのメイ首相は18日、EU=ヨーロッパ連合からの離脱に向けたみずからの交渉方針を争点に、総選挙を前倒しして、ことし6月に行いたい考えを示しましたが、今も離脱をめぐるイギリスの世論は割れており、メイ首相が思惑どおり議席を伸ばせるのか注目されます。 イギリスのメイ首相は、ロンドンの首相官邸で緊急の会見を行い、2020年に予定されていた総選挙を前倒しして、ことし6月8日に実施したいという意向を明らかにしました。 その理由についてメイ首相は、みずからが示したEU離脱交渉の方針に野党が否定的な対応をとっていると批判したうえで、「今総選挙を実施しなければ政治ゲームが続くことになる。野党の対応はヨーロッパとの交渉にあたる政府の立場を弱めることになる」と説明しました。 総選挙を前倒しして実施するには、議会の3分の2の賛成が必要で、議会下院では19日に審議が行われる予定ですが、最大野党の労働党も賛成する考えを示していることから、メイ首相の意向どおり、前倒しが決まるものと見られます。 最新の世論調査では、与党・保守党を支持すると答えた人は44%で、野党・労働党の23%を大きく上回っているため、メイ首相としてはこのまま総選挙に勝利して支持基盤を固めたうえで、EUとの離脱交渉にのぞみたい思惑だと見られます。 一方、EU離脱をめぐっては、今も40%を超える人が反対と答えるなど世論は割れたままで、メイ首相が思惑どおりに議席を伸ばせるかどうか注目されます。

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