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3月米雇用は昨年5月以来の小幅な伸び、失業率10年ぶり低水準

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米労働省が発表した3月の 雇用統計は非農業部門雇用者数が9万8000人増となり、 昨年5月以来の 小幅な伸びとなった。 小売業が2カ月連続で減少したことが重しとなり、 予想の 18万人増も大幅に下回った。 ただ失業率は2007年5月以来、 約10年ぶりの 低水準となる4.5%に低下。 労働市場の 引き締まりが継続していること
[ワシントン 7日 ロイター] – 米労働省が発表した3月の雇用統計は非農業部門雇用者数が9万8000人増となり、昨年5月以来の小幅な伸びとなった。小売業が2カ月連続で減少したことが重しとなり、予想の18万人増も大幅に下回った。 ただ失業率は2007年5月以来、約10年ぶりの低水準となる4.5%に低下。労働市場の引き締まりが継続していることが示された。エコノミストは前月から横ばいの4.7%を予想していた。 バンク・オブ・ザ・ウエストの首席エコノミスト、スコット・アンダーソン氏は、非農業部門雇用者数の伸びは失望を誘う内容となったものの「米労働市場の基調的な力強さや勢いを反映しているものではない」と認識を示した。 雇用者の増加数は1月と2月は20万人を超えていたが、3月は減速。これまで暖冬の恩恵を受けていた建設業、製造業、レジャー産業などで雇用増の勢いが鈍ったことも要因として挙げられる。 3月は気温が低下したほか北東部が荒天に見舞われたことで、エコノミストの間では天候要因により雇用増が鈍ったとの見方が出ている。 アメリプライズ・フィナンシャル・サービシズのシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「データ収集期間に天候要因が大きく作用した可能性がある。今回の雇用統計以外の基調的なデータを見れば、雇用増はまだ堅調であることが分かる」と指摘。 ウニクレディト・リサーチの首席米国エコノミスト、ハーム・バンドホルツ氏は「過去数カ月にわたる暖冬により雇用が押し上げられていた。気温が平年並みに戻り、一部地域が雪嵐に見舞われたことでその反動が出た」とし、「労働市場の健全性について懸念はしていない」と述べた。 時間当たり賃金は前月比0.2%(0.05ドル)増加と、2月の0.3%増から伸びは鈍化した。前年同月比では2.7%増となった。 ただ失業率は2007年5月以来、約10年ぶりの低水準となる4.5%に低下。労働市場の引き締まりが継続していることが示された。エコノミストは前月から横ばいの4.7%を予想していた。 バンク・オブ・ザ・ウエストの首席エコノミスト、スコット・アンダーソン氏は、非農業部門雇用者数の伸びは失望を誘う内容となったものの「米労働市場の基調的な力強さや勢いを反映しているものではない」と認識を示した。 雇用者の増加数は1月と2月は20万人を超えていたが、3月は減速。これまで暖冬の恩恵を受けていた建設業、製造業、レジャー産業などで雇用増の勢いが鈍ったことも要因として挙げられる。 3月は気温が低下したほか北東部が荒天に見舞われたことで、エコノミストの間では天候要因により雇用増が鈍ったとの見方が出ている。 アメリプライズ・フィナンシャル・サービシズのシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は「データ収集期間に天候要因が大きく作用した可能性がある。今回の雇用統計以外の基調的なデータを見れば、雇用増はまだ堅調であることが分かる」と指摘。 ウニクレディト・リサーチの首席米国エコノミスト、ハーム・バンドホルツ氏は「過去数カ月にわたる暖冬により雇用が押し上げられていた。気温が平年並みに戻り、一部地域が雪嵐に見舞われたことでその反動が出た」とし、「労働市場の健全性について懸念はしていない」と述べた。 時間当たり賃金は前月比0.2%(0.05ドル)増加と、2月の0.3%増から伸びは鈍化した。前年同月比では2.7%増となった。

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