パソコンを凍結させ復旧と引き換えに金銭を要求するウイルス「ランサムウエア」 の 攻撃が世界各国で発生したと米国土安全保障省から１２日、 警告された。 この 身代金型ウイルス「ランサムウエア」 の 被害は、 日本でも確認されている。
パソコンを凍結させ復旧と引き換えに金銭を要求するウイルス「ランサムウエア」の攻撃が世界各国で発生したと米国土安全保障省から１２日、警告された。この身代金型ウイルス「ランサムウエア」の被害は、日本でも確認されている。
情報セキュリティー会社によると、昨年３月には、モバイル端末を標的にした日本語表記のランサムウエアが確認されている。感染すると、端末にロックがかけられて操作不能になり、ロックを解除するためとして現金の支払いを求める表示が出るという。
他にも、パソコン内のファイルを暗号化して閲覧できなくするだけでなく、ファイルの情報をネット上に公開すると脅して金銭を要求したり、バックアップ用にコピーしたファイルを探し出して削除したりするランサムウエアも確認されている。
一方、公的機関を狙ったサイバー攻撃も起きている。４月には、警視庁のホームページ（ＨＰ）や参議院のＨＰなどが一時的に閲覧できない状態になった。外部からサーバーに大量のデータを送りつける「ＤＤｏＳ（ディードス）攻撃」を受けた可能性があるとみられている。【後藤豪】
