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「チバニアン」命名申請 国際連合、来年結論

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茨城大や国立極地研究所などの 研究チームは7日、 千葉県市原市の 地層を77万年前~12万6000年前の 地質時代(中期更新世)を代表する地層に認定するよう国際地質科学連合に申請した。 同連合は来年に結論を出す見込み。 選ばれれば中期更新世が「チバニアン」 (ラテン語で「千葉時代」 )と命名され、 46億年の 地球史に初めて日本の 地名が刻まれる。
茨城大や国立極地研究所などの研究チームは7日、千葉県市原市の地層を77万年前~12万6000年前の地質時代(中期更新世)を代表する地層に認定するよう国際地質科学連合に申請した。同連合は来年に結論を出す見込み。選ばれれば中期更新世が「チバニアン」(ラテン語で「千葉時代」)と命名され、46億年の地球史に初めて日本の地名が刻まれる。
地球の歴史は、地層に残る生態系や環境の変化の痕跡により、115の地質時代に区分される。今回認定を目指すのは、同市田淵の養老川沿いにある「千葉セクション」と呼ばれる地層。地球の磁場(地磁気)が77万年前に最後に逆転したことを示す証拠が明瞭に残っている。中期更新世は、最後の地磁気逆転を境界にすることが決まっており、千葉セクションは有力候補だ。
一方、イタリア南部の2カ所の地層も、イオニア海にちなんだ「イオニアン」の命名を目指している。認定には、生態系や気候変動の証拠となる花粉や化石などのデータも重要で、イタリアはこのデータが千葉よりも豊富にあり、どちらが選ばれるかは予断を許さない状況だという。
7日に記者会見した岡田誠・茨城大教授は「日本の名前がつけられる最後のチャンス。大変大きな意義がある。情勢は五分五分だと思うがベストを尽くした」と話した。【酒造唯】

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