パキスタン中部の バハワルプルで25日午前、 ガソリンを運んでいたタンクローリーが横転して炎上し、 地元メディアによると、 少なくとも149人が死亡、 100人以上が負傷した。 報道によると、 走行中の タンクロ…
パキスタン中部のバハワルプルで25日午前、ガソリンを運んでいたタンクローリーが横転して炎上し、地元メディアによると、少なくとも149人が死亡、100人以上が負傷した。 報道によると、走行中のタンクローリーがバランスを崩して横倒しになり、ガソリンが周囲の畑に大量に漏れ出した。多くの住民が容器を手にガソリンをくみ取りに来たところ、何らかの理由で引火したという。住民がたばこを吸っていたとの情報があり、地元警察が原因を調べている。 地元テレビは、路上で炎を上げるタンクローリーや、畑に黒こげの遺体が重なる様子を伝えた。周囲の車やバイク100台近くが焼けたという。26日から始まるイスラム教の断食月(ラマダン)明けの連休を前に、道が混雑していたことも被害が広がった要因とみられる。 道路網の発達が遅れているパキスタンでは、舗装の悪さや荒い運転による事故が後を絶たない。2015年1月には南部カラチで、タンクローリーと長距離バスが衝突し、約60人が死亡した。(イスラマバード=乗京真知)