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社長ら書類送検 業務上過失致死傷容疑

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大学生ら乗客・ 乗員15人が死亡し、 26人が重軽傷を負った昨年1月の 長野県軽井沢町での スキーツアーバス事故で、 長野県警は27日、 死亡した土屋広運転手(当時65歳)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、 当時バスを運行していた「イーエスピー」 (東京都羽村市)の 高橋美作社長(55)=羽村市=と運行管理者だった荒井強・ 元社員(48)=東京都青梅市=を業務上過失致死傷容疑で、 それぞれ長野地検に書類送検した。 認否は明らかにしていない。 県警は検察側に社長と元社員の 起訴を求める「厳重処分」 の 意見を付した。
大学生ら乗客・乗員15人が死亡し、26人が重軽傷を負った昨年1月の長野県軽井沢町でのスキーツアーバス事故で、長野県警は27日、死亡した土屋広運転手(当時65歳)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、当時バスを運行していた「イーエスピー」(東京都羽村市)の高橋美作社長(55)=羽村市=と運行管理者だった荒井強・元社員(48)=東京都青梅市=を業務上過失致死傷容疑で、それぞれ長野地検に書類送検した。認否は明らかにしていない。県警は検察側に社長と元社員の起訴を求める「厳重処分」の意見を付した。
送検容疑は、土屋運転手は2016年1月15日午前1時50分ごろ、軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで、乗客39人、乗員1人が乗った大型バスを運転中、運転技術を習熟していなかったため操作を誤り、時速96キロで道路右のガードレールに右前部から衝突し、ガードレールをなぎ倒して約5メートル下の崖下にバスを転落させ、乗客・乗員計14人を死亡させたほか26人に重軽傷を負わせたとしている。社長と運行管理者の元社員は、大型バスの運転に不慣れな土屋運転手に運行管理上実施すべき教育などの指導監督を怠っていたとしている。
捜査本部は、土屋運転手が採用面接で「大型バスの経験は少ない」などと話していたにもかかわらず、社長らが運転経験や技術が十分かどうか確認せず、実車訓練も1回で済ませたことが事故につながったと判断したとみられる。車両検証ではバスのギアはエンジンブレーキの利かないニュートラルで、捜査本部の実証実験の結果、高速の状態でシフトチェンジ操作を誤るとニュートラルに入ることが判明しており、土屋運転手が操作に慣れていれば事故を回避できた可能性が高いとみている。【安元久美子】

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