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九州北部豪雨49万人に避難指示・勧告 1人心肺停止

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記録的な豪雨に見舞われた九州北部は6日、 河川の 氾濫や土砂崩れなどの 被害が相次ぎ、 福岡県で6人が行方不明となっている。 自衛隊や警察、 消防などは約7500人態勢で捜索・ 救助活動を本格化。 総務省消防庁によ
記録的な豪雨に見舞われた九州北部は6日、河川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぎ、福岡県で6人が行方不明となっている。自衛隊や警察、消防などは約7500人態勢で捜索・救助活動を本格化。総務省消防庁によると、6日午前4時時点で福岡、大分両県などの計約49万9千人に避難指示や勧告が出た。道路の寸断などで交通網にも影響が広がった。 孤立した住民の救助作業をする自衛隊員(6日午前、福岡県朝倉市)=塩山賢撮影 公民館に避難した住民ら(5日、福岡県添田町) 大雨の影響で氾濫した福岡県添田町の彦山川(5日)=国交省九州地方整備局提供・共同 大分県日田市で土砂崩れに巻き込まれた男性1人が心肺停止。ほかに女性2人が負傷した。気象庁は両県への大雨特別警報を継続し、最大級の警戒を呼びかけた。 政府は6日午前、関係閣僚会議を首相官邸で開催。麻生太郎副総理・財務相は欧州訪問中の安倍晋三首相に代わってあいさつし「事態は極めて深刻な状況だ」と強調。被害の拡大防止に全力を尽くすよう指示した。 菅義偉官房長官は臨時記者会見で「できることは何でもやる、との方針で臨んでいる」と語り、自治体の復旧事業などへの国の補助率をかさ上げする激甚災害の指定に前向きな姿勢を示した。 福岡、大分両県によると、大分県日田市で11人が安否不明。福岡県桂川町や朝倉市、飯塚市では6人が行方不明で、ほかに5人の安否が分からなくなっている。警戒巡回中に連絡がとれなくなった県職員3人は無事が確認された。 土砂崩れや冠水で各地の道路が通行止めとなり、福岡県東峰村などでは孤立集落も生じた。 JR九州 は日田市内で鉄橋が流されたJR久大線の復旧に「かなりの時間を要する」と発表。豊肥線などで6日始発から運転を見合わせた。 大分、福岡両県では企業の生産活動や物流にも影響が出ている。ダイハツ工業は6日、軽自動車などを生産する大分工場(中津市)の稼働を6日午後も休止することを決定。ヤマト運輸は一部地域で宅配便の集配が遅れており、今後、他の地域にも遅延が広がる可能性があるとしている。

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