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加計学園 獣医学部新設 問題の真相どこまで明らかに?

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2日間にわたり行われた衆参両院の 予算委員会。 加計学園の 獣医学部新設をめぐる問題の 真相はどこまで明らかにされたの でしょうか。
2日間にわたり行われた衆参両院の予算委員会。加計学園の獣医学部新設をめぐる問題の真相はどこまで明らかにされたのでしょうか。 最も注目されたのが獣医学部新設の選定過程が加計ありきでなかったかどうかという点です。政府側は今回の予算委員会でも、獣医学部新設の選定は第三者の民間委員が入った国家戦略特区諮問会議が「一点の曇りなく行った」とその適切さを改めて強調しました。 安倍総理大臣もみずからが加計学園の獣医学部新設について知ったのは加計学園が事業者に決定したことし1月20日だったと答弁しました。 これに対し、野党からは一斉に反発の声が上がりました。特に指摘されたのは過去の総理自身の答弁との整合性についてです。 例えば先月16日の参議院の予算委員会で、安倍総理大臣は社民党の福島みずほ議員から加計学園が獣医学部新設を目指しているのを知ったのはいつかと問われた時、構造改革特区において、加計学園が申請していたことは知っていたとしたうえで、「国家戦略特区に申請すれば私の知り得るところになる」と答弁していました。 しかし、構造改革特区の時点から知っていたとすれば平成19年度また、国家戦略特区に加計学園が事業者として申請した時点であれば知ったのはことし1月10日ということになり、いずれも24日の答弁とは食い違います。結局、安倍総理大臣は「加計学園と今治市とで、少し混同があった」と述べて、過去の答弁を修正するとともに陳謝しました。 また、国家戦略特区の選定過程において文部科学省が作成した「加計ありき」ともとれる新たな内部文書も注目されました。 これは「加計学園への伝達事項」と題された文書で、加計学園が獣医学部新設の事業者に決まる2か月前に文部科学省から学園側に懸念する内容を伝えるためにまとめたものです。 野党は松野文部科学大臣に対して、加計ありきを裏付ける資料ではないかとただしましたが、松野大臣は「学部新設の相談を個別の学校法人がすることは特区で認められる前でも可能だ」と述べて、「加計ありき」ではないと主張しました。

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