成田空港を管理する成田空港会社の 元執行役員が、 会社が発注した業務をめぐって、 便宜を図った見返りに千葉県内の 業者から現金数十万円を受け取ったと…
成田空港を管理する成田空港会社の元執行役員が、会社が発注した業務をめぐって、便宜を図った見返りに千葉県内の業者から現金数十万円を受け取ったとして、警視庁はこの元役員を収賄の疑いで逮捕しました。 逮捕されたのは千葉県成田市にある成田空港会社の元上席執行役員、栗田好幸容疑者（６４）です。警視庁の調べによりますと、栗田元役員は会社が発注した物品の納入業務をめぐって、便宜を図った見返りに千葉県内の建築会社から現金数十万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。 また、この建築会社の４０代の社長夫婦が贈賄の疑いで逮捕されました。 成田空港会社の役員や職員が職務に関して賄賂を受け取った場合は法律で処罰の対象となります。 警視庁によりますと、これまでの任意の調べに対し、栗田元役員は賄賂として現金を受け取ったことを認めているということです。 捜査関係者によりますと、栗田元役員は警視庁の事情聴取を受け、先月、会社を退職したということです。 警視庁は詳しいいきさつなどについて調べを進めることにしています。
